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母で妻で時々ワタシな365日 kenkota.exblog.jp

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2007年 05月 29日 ( 1 )

朝の情報番組で、パプア・ニューギニアのエイズ問題を取り上げていて、思わず見入ってしまった。

ある少年は、エイズに罹患した両親の看護をしているうちに、自分も感染したという。衛生状態の悪い地域だから、どうしても体には細かな傷が常にあり、そこからの血液感染ではないかということだった。
そして両親が亡くなった後は、姉妹と共に祖父母のもとへ預けられた。
しかし感染してしまった少年のみは、家族と同じ敷地内ではあるものの、壁もなくとても家とは呼べない、布が張り巡らされた物置のような小屋に一人ぼっちで住んでいる。
家具も寝具もなく、食事も家族が食べた後で残り物が出たときしかもらえない。インタビューの時には、2日前にごはんとツナを少し食べたのが最後の食事だと話していた。
家族は日常の中で少年と言葉を交わすことはなく、少年が市場で仕入れてきたろうそくを買うときのみ接触するが、それも無言で顔をあわせもしない。
毎日、誰とも話をすることが出来ないという少年は、遠く日本から来たアナウンサーに触れられ笑って会話が出来たことがとても幸せだったと、涙を流して話していた。
あなたが帰ってしまったら、僕の幸せはもう終わってしまうと・・・
アナウンサーも泣きながら別れを告げていた。

この子に、今すぐに食べ物を送ってあげたい、満足な医療を受けさせてあげたい、何とかして援助してあげたい!痛切に思った。
けれど、それは無責任な自己満足にすぎないかもしれない。
こういう状況の子は、もっとたくさん、想像するよりもずっと多くいるのだろう。
その子供たち全員を救ってあげることは、残念だが個人の力では到底ムリ。
思い立ったときだけ食料を送るような、そんな無責任な行為は、かえって彼らを傷つけるだけかもしれない。
それよりも、援助できるようなパイプラインを作り出すとか、個人ではなく束になって支援できる機会を設けるとか、そういうことは出来ないかと思う。

救いだったのは、彼のお姉さんの言葉。
『祖父母にうるさく言われるから、弟に近づくことも話すことも容易ではないけれど、早く学校を出て仕事をして、一日も早く弟を救い出してあげたい。』
そういう思いをもち続けている家族が1人でも身近にいてくれていることが、彼にとっては何より大きな支えであり力になるのだろう。

まず、何が出来るのか・・・少しずつ実現できることを考えていきたいな。
by kaokenken | 2007-05-29 11:40 | 自分